これ”豆腐”です。六条豆腐という名の豆腐です。同じ町の岩根沢という地域の片倉さんが作っているものです。作り方はどんな取材にも応じない片倉家に伝わる一子相伝の手法で作り上げるそうで、日持ちが良い、そして低カロリー高タンパクの食品ということで、昔京都は六条から来た出羽三山の修験者が伝授し、以来修験者が好んで食したという豆腐です。お吸い物の具材として食するのが一般的ですが、どうしてもこの貴重なお豆腐を、確立された味として認識出来ない食し方のような気がして悩んでおりました所、偏屈な性格も助長してちょっと油で揚げてみましたらこれがまた美味しいーんです。その昔の修験者には誠に失礼でございますがお酒のおつまみには最高です。特にバーボン系のお飲み物、それも飲み過ぎたなーと感じながらもう一杯という状態の時に・・・
山形県・西川町の誇りです。
先日の”雪の果”の予想はハズレて翌日もその翌日も雪は降りました。しかし、今日は春の訪れを確信させる様な”ポカポカ陽気”です。これから襲ってくる花粉症との格闘を予期しながら大雪による雪害のチェックを兼ねて庭園内を散策してみました。松の木の枝が折れていたり塀が傾いてしまっていたりと想像以上の被害でした。こうやって無事に春を迎える事が出来ただけでもありがたやーと気持ちを落ち着かせておりましたら残雪から緑色の物体が・・・ふきのとうでした。この光景は彩り良く配色された3色花見団子の形態に似ている光景でした。3色花見団子は上から順に桃色・白色・緑色という並びで串にさされております。真ん中の白は残雪を意味し緑色は残雪の下に芽生える新芽の色を、そして桃色は残雪の上に咲き誇る桃の花を意味すると言われております。南の方では桜の開花宣言がされて間もなく満開の時を迎えるとのことですがこちらは桃の花咲く時期はまだまだのようです。仕方がないので残雪の上に桃色の服を無理矢理着せた”祥子姫”を立たせて長い冬の終わりと春の訪れを感じ取ってみました。笑
当店のとある場所に”乾物のお部屋”がございます。乾燥し干すという作業は旨味を凝縮し長期保存が可能であるということから雪国のこの地では重要な食料の保存方法でした。先日ご紹介した「香茸」もそうですが、春の山菜として「カタクリ(かたがっこ)」「ぜんまい」「赤こごみ」も天日干しをして保存しております。写真の物は昨年の春に収穫しよお~く揉んで揉んで天日干ししたぜんまいとカタクリです。それから大変貴重な仙人が食したと言われている「きぶのり」というぶなの木に生えるものもございます。これについては後日ご説明いたします。ぶなの木に生える苔とでもいいましょうか、味は正直何もありません。胡桃和え等で食するものです。以上乾物部屋からの中継でした。
当店では県内の美味しいお酒、ビール、ワイン、焼酎など多数取りそろえております。本日のドリンク冷蔵庫には村山市の高木酒造十四代本丸、西川町の地ビール、月山酒造の当店オリジナル純米酒、そしてワインクーラーには上山市の武田ワイナリーのシャトータケダ、寒河江市の千代寿虎屋酒造の月山山麓ワイン、棚(笑)には同じく千代寿のオリジナル焼酎がございます。どれもちょーおいすいです。高木酒造の専務、千代寿虎屋酒造の専務とは「山形若旦那クラブ」なる集まりで酒を飲み交わしておりますが、大量にものをつくり出すことよりも、そのものの質を究極まで追求し完成されたものだけを市場に提供するという確固たる信念を持って生業に向き合っている方々です。正に心を満たす選りすぐりの本物であり「山形」を代表する宝です。
そんな造り手が丹精込めて造ったお酒です。うんまいですよお=